渡辺満利子客員教授による特別講義を開催しました
平成30年10月19日(金)午後2時30分より中講義室4において、本学客員教授で昭和女子大学名誉教授の渡辺満利子先生をお招きし、特別講義を行っていただきました。
冒頭、環境共生手机赌博官网_NBA赌注app-游戏平台食健康科学科長の松崎教授から、渡辺先生について、本学の前身である熊本女子大学の御出身であり、長きにわたり昭和女子大学で教鞭を取られるとともに医学博士を取得、また2015年からは昭和女子大学の名誉教授に就任されており、公衆栄養学、臨床栄養学、栄養教育論、応用栄養学等の多岐にわたる専門分野において研究を重ねられ、数多くの著書を出筆しておられるとの紹介がありました。
渡辺先生からは、「Well-beingと食科学」と題して、冒頭、Well-beingとは、個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的良好な状態を意味する概念であり、本日の講義ではWell-beingを2025年問題、NCDs(Non Communicable Diseases)問題、SPS(Subjective Psychosomatics symptoms)問題と言った3つのテーマについて考察するとの説明がありました。「2025年問題&Well-being」について、自らが参加して取組まれた埼玉県の「そら内科クリニック」における後期高齢者の在宅医療における今後の方向性について実例をもとにお話されました。つづいて、「NCDs問題&Well-being」、について、糖尿病、メタボリックシンドローム等の生活習慣病の予防について一定の介入を通しての改善効果をお話されました。
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つづいて、「SPS問題&Well-being」について、朝食摂取や睡眠の大切さを説明された後、中学生のSPS低減には、保護者の参加が重要であり、そのためのライフスタイル教育プログラムを作成したとのお話をされました。
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当日は100名を越える受講者がおり、渡辺先生の長年の経験に基づく話から多くの示唆を与えていただきました。また、講義の最後に後輩にあたる本学の管理栄養士を目指す学生たちに激励の言葉をいただき大変充実した講義となりました。