2023年度の文手机赌博官网_NBA赌注app-游戏平台日本語日本文学科「文学散歩」(12月10日)は、大分県竹田市に向かいました。
バスを2台借り上げ、日文科の学生32名とともに竹田市の二つの博物館を巡見し、前近代の岡城や竹田藩の歴史と、瀧(滝)廉太郎の生涯と作品について学習しました。
まず、竹田市歴史文化館?由学館では、学芸員の案内の元に、平安時代に創建された岡城とその江戸時代までの歴史についてのレクチャーを受け、館内資料を見学しました。中でも中川神社に伝わった重要文化財「サンチャゴの鐘」の展示は圧巻で、鐘の表面には十字の紋と「HOSPITAL SANTIAGO 1612」の銘文が刻印されており、この銘文から、鐘は1612年(慶長17年)に制作されたもので、長崎にあったミゼリコルディア(Misericordia:慈善院)に附属していた聖ヤコブ病院の鐘であったと考えられています。
その他、竹田市歴史文化館?由学館には、文人田能村竹田の住まいであった武家屋敷?旧竹田荘を利用した展示施設も含まれており、江戸時代に流行した南画の歴史などを勉強しました。
次に、瀧廉太郎の旧居を利用した記念館を見学しました。廉太郎の写真、書簡、ドイツ留学時代の資料、遺作となった楽譜などを観覧し、23歳で夭折した短い生涯に思いを馳せました。