「手机赌博官网_NBA赌注app-游戏平台および九州地域在住の皆様に、優れた古典文学作品に触れていただくため、『源氏物語』をテーマとした3回連続の講座を実施いたしました。
第1回目は、岩田准教授(本学文手机赌博官网_NBA赌注app-游戏平台)による「源氏物語への歩み」と鈴木教授(本学文手机赌博官网_NBA赌注app-游戏平台)による「源氏物語の行方」という構成で、『源氏物語』の読みどころや後世への影響といった基本知識について講義を行いました。アンケートでは、『源氏物語』がなぜ1000年にわたり名著として読み継がれているのかについて、「知っているようで実は知らなかったことを学べた」といったご感想をいただきました。
第2回目は、高田祐彦氏(青山学院大学教授)をお招きし、「源氏物語―歴史を越えた虚構―」と題した講義を実施いたしました。史実と『源氏物語』との関係性を鮮やかに解かれ、『源氏物語』が持つリアリズムについて、わかりやすく丁寧にご講義くださいました。このような観点から『源氏物語』を考える機会は貴重で、受講者からは「『源氏物語』の新たな側面を発見できた」との高い評価をいただきました。
第3回目は、高野晴代氏(日本女子大学名誉教授)をお招きし、「『源氏物語』の和歌―贈答歌に託されたもの―」と題した講義を実施いたしました。高野氏は、大河ドラマ『光る君へ』の平安和歌?文学考証を担当されており、ドラマの最終回前日に行われた今回の講義では、これまでのドラマ制作秘話を交えつつ、贈答歌の仕組みや『源氏物語』におけるその機能についてお話しくださいました。迫力のあるお話ぶりで受講者を魅了し、大変好評でした。
本講座では、『源氏物語』と古典文学の研究者が、各回、2時間にわたり、それぞれのテーマに沿った内容をお話くださいました。受講者のみなさまには、『源氏物語』のディープな魅力をご堪能いただけたものと思います。アンケートなどでいただいたご意見を参考に、今後も、文学の魅力を幅広く発信する機会を設けたいと思います。